一言でギャンブル依存症と言っても、その症状が自分や他人にどのくらい悪影響を及ぼしているかで深刻度が変わってきますよね。
ギャンブル依存症の定義として、「ギャンブルで自分がコントロールできなくなり、自分を危機に陥れ、多額の負債を負い、嘘をついたり、法律を犯したりして金銭を得たり、あるいは負債の支払を避けたりする・・」などと言われています。
ただ、自分をコントロールできなくはなるものの、とりあえず生活は維持できており、金銭的な迷惑を他人にかけてはいない、という状態であれば、たとえ何回失敗しても再チャレンジして、自分のペースで回復を目指していけばいいと考えます。
ところが、何回も失敗する人の中には、ギャンブルのタネ銭を得るために、嘘をついたり、法律を犯したりしてしまう方も実はいらっしゃいます😢
このアプリ投稿でも「親や身内からお金を借りてやってしまった、次から頑張ります・・」という話をよく見かけます。
けどね、ギャンブルの軍資金なんか相手に「嘘」をつかないと絶対借りれませんから。
消費者金融からこっそり借りてやるのも同じ事ですね。一見自己責任に見えますが、コレ間接的に周りに何らかのウソをつく事に必ず繋がってきますし(やった方は心当たりあるでしょう)
実は過去、私もこの「悪質なスリップ」を繰り返してきた人間です。
その人間からの忠告になりますが、ここで何ヶ月かやってみて、もしそういう「悪質なスリップ」を繰り返している方は、クイットメイトの取り組みだけではなく、何かもう一手をうつべきだと思います。
このままでは貴方は「加害者」になり得ますし、「加害者」であるという事は「被害者」が存在する事になってしまいます。
そういう方は、まず、身内にご自身の状態をカミングアウトして、カードや身分証含め金銭管理の一切を任せるようにしておく事をお勧めします。一度病院か専門家に相談してみるのもいいかもしれません。
本当の犯罪にならないうちに、進め方、やり方を、ここやご家族、それこそ専門家と一緒に決めた方がいいと思います。
インターネットやYouTubeでは多くの専門家が依存症についてお話ししてくれています。 彼らは重度の依存症者を想定して語ってくれている事が多く、そのコメントには ・依存症とは孤独の病 ・回復は1人では難しい ・同じ境遇の人との繋がりが大事 みたいな事がよく言われています。 全くその通りだと思います。
ただ、実はほとんどの医者や専門家は、「まず自分が依存症であることを「オープン」にして身内や周りにも理解、把握してもらった上で、協力してもらうようお願いする事」を前提にお話しされている事をご存知でしょうか?
当事者同士のコミュニケーション(励まし合い、分かち合い)だけの話ではないのです。
自分の状態を周りに知ってもらわないと、周りは支援してくれません。(だから周りの人には依存症を理解してもらう事が必要)
家族や周りを巻き込みながら、色んな人の協力のもと対処していかないと回復が難しい、という事を専門家は仰っているんだと思います。
その歩む道が当事者も家族も辛く苦しいものだから、励まし合いや分かち合いが重要な位置付けになってくる、という事だと思うんです。
話は戻りますが、スリップの度に嘘をついてお金を借りたり、人の金を盗んだりを繰り返してしまっている方は、今一度ご自身としっかりと向き合ってみてください。
そうでなければいずれ本当に取り返しのつかない事になってしまうと思います。被害者はいつまでも悠長にあなたの返済を待ってはくれないし、たとえ身内であってもそんな姿勢を続けていては、いつしか貴方からも離れていってしまいますから・・・
励ましや分かちあいという気持ちの良い言葉を自分の都合の良いように捉え、全てを病気のせいにしても何も進みません
正直、行動する事で失うものもあるかもしれません!でも、それでも、自分の経験からも 勇気を出して行動してみる事をお勧めします!

