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たまぽん【тоска́】のプロフィール画像
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家族が第一 サリーの小型船は、このあたりの海を定期的に航行する数少ない船舶だった。 そのため、サリーはSOSの信号を聞き逃がさないよう、いつも注意していた。 だから、1隻の船が爆発して、12人が海に投げ出され、救命ボートもないと聞いたとき、即座にそちらへ向けて舵を切った。 ところが、そのとき、ふたつ目のメッセージが入ってきた、サリー自身の夫の釣り船が沈没しかかっていて、こちらも助けを求めているのだ。問題は、夫のいる場所が、12人が溺れている場所を通り越した先にあるということだ。 しかも、天候は悪くなりつつあり、遭難信号に応答してくれる船舶がほかにないため、サリーがどちらを優先するにせよ、後まわしにされたほうは、おそらく、到着するまでに死んでしまうだろう。 考えてる時間はあまりない、一方では、自分の夫を助けないのは、夫婦間の愛情と信頼を裏切るものだと思えた。 もう一方では、気だての良い夫のことだから、たったひとりを助けるより12人を助けるほうが理にかなってるいる、と納得してくれそうに思えた。どちらへ先に行きたいかサリーにはわかっていたが、どちらへ先に行くべきかは分からなかった。
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